近年CBDは、睡眠の質の改善やリラックス効果から注目を集めており、K-1の武尊選手などのアスリートにも利用されています。
そんなCBDに痛みを緩和する鎮痛作用が期待されていることをご存知でしょうか?
本記事では、
- CBDの鎮痛作用が起こるメカニズム
- 鎮痛作用が期待できる症状
- 鎮痛作用におすすめの摂取方法
について詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
- CBDの鎮痛作用が起こるメカニズム
- CBDの鎮痛作用が期待できる症状
- 痛みを感じた際のおすすめのCBDの摂取方法
そもそもCBDとは?
CBDは、カンナビジオールの略称であり、大麻草の茎や種子から抽出される成分の1つです。
CBDは、WHOによって安全性の高さが認められており、日本を含めた世界中の国々で合法で使用することができます。
また、CBDは過去の研究から以下の効果が期待されています。
- リラックス効果
- 睡眠の質の向上
- 抗炎症作用
- 疲労回復
- 集中力アップ
- 抗菌作用
- 美肌
- 鎮痛作用
- アンチエイジング など
CBDを鎮痛目的で利用する人は多い
CBD利用者の多くは、鎮痛作用を目的として利用していることが分かっています。
2017年にアメリカでは、「A Cross-Sectional Study of Cannabidiol Users」によって1,483人に対して調査が行われました。
この調査では、医療目的で利用している方の多くが、痛み・不安・うつ病に対してCBDを使用していると回答したことが報告されました。
また、医療目的で利用している調査参加者の約60%が、CBDの効果に「満足している」・「それなりに満足している」と回答したことも分かりました。
これらのことから、慢性疼痛や関節炎・関節痛で悩んでいる方は、一度CBDを利用してみることをおすすめします。
CBDの鎮痛作用のメカニズム
先程の説明から、CBD利用者の多くは鎮痛作用を目的としていることがお分かり頂けたと思います。
では、CBDはどのようにして鎮痛作用を発揮するのでしょうか?
ここでは、CBDの鎮痛作用に対するメカニズムを3つ詳しく解説します。
TRVP1受容体の働きを阻害する
CBDは、神経受容体である「TRVP1」の働きを阻害することで鎮痛作用を起こすと考えられています。
TRVP1受容体とは、痛み刺激を感じる上で重要な役割をもつ受容体のことです。
2020年の研究では、CBDが「TRVP1」の伝達シグナルを生物学的に阻害することが報告されました。
また、他の研究では、CBDが「TRVP1」に直接作用することで、アロディニアの症状を緩和したことも報告されています。
アロディニアとは、普段痛みとして感じない接触や圧迫を痛みとして感じる感覚異常のことであり、末梢神経損傷などの疾患に見られます。
セロトニン受容体である5-HT1Aに作用する
セロトニンは、脳の神経伝達物質の1つであり、痛みを抑制する効果や不安を緩和させる効果があるとされています。
そのため、痛みを緩和するためには、体内のセロトニンの働きを促進させることも重要になります。
CBDは、セロトニン受容体である「5-HT1A」に作用することでセロトニンの働きを促進させるとされています。
海外の研究では、ラットにCBDを1週間継続的に投与し、CBDの5HT1A受容体に対する効果を観察する実験が行われました。
実験の結果、CBDはセロトニン受容体である「5HT1A」に作用することで、ラットの不安を緩和したことが報告されました。
この研究は、CBDが「5HT1A」に作用し、セロトニンの働きを促進させることでラットの不安を緩和したことを示唆しています。

痛みの原因となる炎症を緩和する

CBDには、抗炎症作用があるとされており、痛みの原因となる炎症を緩和することが期待されています。
CBDの抗炎症作用は、人体にあるカンナビノイド受容体に間接的に作用することで起こると考えられています。
カンナビノイド受容体はCB1とCB2の2種類があり、それぞれ異なる効果が引き起こされるとされています。
CBDがCB1受容体に作用すると不安の緩和などの効果が、CB2受容体に作用すると抗炎症作用などの効果が期待できます。
また、上記のCBDが作用し効果が出るまでの一連の流れは、ECS(エンドカンナビノイドシステム)と呼ばれています。
作用が期待できる症状
CBDの鎮痛作用は、過去の研究や調査から以下の症状に対して効果が期待できます。
- 関節炎(変形性関節症など)
- 腹痛
- 筋肉痛
- 偏頭痛
- 神経痛
- 肩こり
- 表皮水疱症 など
また、CBDは市販の鎮痛剤と異なり、頭痛や胃腸障害などの副作用がないことが分かっています。
そのため、慢性的な痛みや疼痛を感じている方や鎮痛剤の副作用に悩んでいる方はCBDを利用することをおすすめします。
CBDの鎮痛作用に対する研究や調査
ここでは、CBDの鎮痛作用に対する研究や調査を一部紹介したいと思います。
関節炎に対する研究
2017年のカナダの研究では、変形性関節症(関節炎の一種)を患ったマウスにCBDを投与することで、有用性を確かめる実験が行われました。
この実験では、マウスにCBD100〜300μg投与し、変形性関節症に対する治療効果と予防効果を評価しました。
実験の結果、CBDはマウスの関節の痛みと炎症を抑制し、神経の損傷を軽減したことが報告されました。
また、この実験では、CBDは変形性関節症の痛みや神経損傷の発症を予防する効果があることも示されました。
これらのことから、関節炎の痛みや炎症などの症状に悩まされている方は、CBDを摂取することをおすすめします。

表皮水疱症に対する観察研究
海外の観察研究では、CBDは表皮水疱症の治療に対して有用性があることが示されました。
表皮水疱症とは、痛みや痒み・水脹れを伴う先天性の皮膚疾患のことです。
CBDの表皮水疱症に対する観察研究は全部で3例あり、それぞれ被験者の患部にCBDオイルやクリームを塗布され、経過が観察されました。
観察研究の結果、CBDを使用した全ての患者は、痛みの改善や水膨れの減少・傷の早期回復がみられました。
また、患者の1人は、眠気や便秘・吐き気などの副作用があるオピオイド(鎮痛薬)の使用を完全に止めたことも報告されました。
このように、CBDの表皮水疱症に対する有用性は、未だ研究段階ですが、今後新たな治療薬として期待することができます。
偏頭痛に対する調査
アクソン・リリーフ(Axon Relief)社の調査では、CBDオイルが偏頭痛の予防治療に対して効果が期待できることが示されました。
この調査は、利用者105人に対して30日間行われ、「HIT-6」(頭痛の日常生活への影響を数値化するテスト)が使用されました。
調査の結果、CBDオイルを利用した参加者の86%が、「頭痛が緩和した」と回答したことが報告されました。
また、参加者の頭痛を感じた日数は平均3. 8日減少し、慢性的な偏頭痛患者は頭痛を感じる日数が33%減少したこともわかりました。
この調査は、臨床実験レベルで行われていませんが、CBDの偏頭痛に対する効果の有用性を示しています。
痛みを感じた際のCBDの摂取方法
CBDは摂取方法によって効果が出るまでの時間や効果の強さなどの特徴が異なります。
では、痛みを感じた際はどういった摂取方法を利用すればいいのでしょうか?
ここでは、痛みを感じた際のCBDのおすすめの摂取方法を2つご紹介します。
CBDベイプを利用する

偏頭痛や腹痛・神経痛など体内に痛みを感じた際は、CBDベイプを利用することをおすすめします。
CBDベイプによる摂取には、「効果が出るまでの時間が早い」・「吸収率が高く効果が強い」という2つのメリットがあります。
そのため、強い痛みを素早く緩和したい方は、CBDベイプを利用することをおすすめします。
また、CBDベイプの効果を高めるためには、ゆっくりと吸い込み、肺に数秒間ためて吐き出すことを意識することが重要です。
患部にCBDクリームを塗る
肩こりや筋肉痛・関節炎など体外に痛みを感じる場合は、CBDクリームを塗ることをおすすめします。
CBDクリームによる摂取には、「長時間効果が持続する」・「患部に直接アプローチできる」という2つのメリットがあります。
また、CBDクリームを塗った際は、患部をマッサージすることで、CBDの吸収率を高めることも期待できます。
そのため、患部の痛みを感じている方は、試しにCBDクリームを利用してみるのはいかがでしょうか。
おすすめのCBDアイテム3選
今回は、CBDの鎮痛作用の効果について解説しました。
ここでは、おすすめのCBDアイテムを3つ紹介します。
CHILLAXY(チラクシー)
CHILLAXY(チラクシー)は、CBDベイプを販売している日本発のCBDブランドです。
CHILLAXY(チラクシー)のCBDベイプは、ブロードスペクトラム製品を使用しており、濃度が90%と他社の製品と比べ非常に高くなっています。
ブロードスペクトラムは、CBDに加え、それ以外の麻成分を含んでいる製品のことです。
加えて、CBDベイプのフレーバーは全7種類あり、自身にあったフレーバーを選ぶことができます。
CHILLAXY(チラクシー)のCBDベイプを利用することで、CBDの効果を最大限高めましょう。
NATURECAN(ネイチャーカン)
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Naturecan(ネイチャーカン)は、高品質かつ高濃度なCBD製品を販売しているイギリス発のCBDブランドです。
Naturecan(ネイチャーカン)では、オイルやベイプ、クリームなど豊富な種類のCBD製品が販売されています 。
また、公式ホームページでは、定期的にタイムセールが行われており、定価より安い値段でCBD製品を利用することができます。
これらのことから、Naturecan(ネイチャーカン)は、高品質かつ高濃度のCBD製品を利用したい方におすすめです。
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roun(ラウン)
roun(ラウン)では、豊富な天然成分を含んだCBDモイスチャーバームが販売されています。
roun(ラウン)のCBDモイスチャーバームは、CBDをたっぷり配合しており、国内トップレベルの濃度を実現しています。
また、下記のホームページから公式ラインを追加することで、1000円OFFクーポンを貰うことができます。
国内トップレベルの濃度のCBDバームを利用したい方は、是非ホームページをチェックしてみてください。
まとめ
本記事では、
- CBDで鎮痛作用が起こるメカニズム
- CBDの鎮痛作用が期待できる症状
- 痛みを感じた際におすすめのCBD摂取方法
について解説しました。
また、CBDの鎮痛作用は、関節炎や神経痛・頭痛など様々な症状に効果が期待できます。
今回紹介したCBD製品を利用することで、生活の質を向上させましょう。
【参考文献】
・CBD Effects on TRPV1 Signaling Pathways in Cultured DRG Neurons
・Self-initiated use of topical cannabidiol oil for epidermolysis bullosa